クヌギやコナラの木に良く現れる。後姿は、オスのカブトムシと見分けがつかない。冬になると冬眠する。カブトヨソオイのカッチュウには豊富な栄養が含まれており、自らカッチュウを脱ぐと、それを食べて冬眠に入る。冬眠中にカッチュウは再生される。
「こびと大図鑑」(ロクリン社・刊)
頭頂部に立派な角を持つが、これはトウチンではない。
カブトムシの前足に見える部分であり、頭頂部の角はカッチュウの一部である。カッチュウは冬眠中に自ら生成され、身を守ったり、他のこびとと争ったりするために使用する。
→詳細は「カッチュウ」を参照
カブトムシのメスを虜にする
カブトヨソオイは、トウチンから「トリコロールG-56」という特殊な成分を分泌し、カブトムシのメスを引き寄せる。引き寄せられたカブトムシは、カブトヨソオイを守り、他の虫をエサ場に寄せ付けない。
カブトヨオソイはエサ場を独り占めするために、この技を使う。
注意事項
- カブトヨソオイは飼うことは難しいため、森に返すこと。
- カブトヨソオイを観察するときに、背中を持って、下向きに持つと、カッチュウを脱ぎすてて逃げてしまう場合がある。
ー DVD「こびと観察入門 カブト タケノ ノミビョウタン編」2012年(ポニーキャニオン)