ナメシンジュのなかまがトウチンに生成する玉。

ナメシンジュは毒の液を出して貝殻を舐めて溶かして食べる。舐めた貝殻の成分が体に蓄積されて「トウギョク」という塊となり、トウチンにトウギョクが移動する。

トウチンにトウギョクがたまると、海底で二枚貝の中にトウギョクを埋め込んでいく。埋め込まれたトウギョクはやがて真珠となる。

ナメシンジュは最大10個、クロナメシンジュは1個をトウチンに溜め込むことができる。クロナメシンジュのトウギョクはナメシンジュのものより巨大。

ー 「こびと大図鑑」2015年(ロクリン社・刊)