こびとは手足などを折りたたんで、姿を変えることがあり、これを変態と呼ぶ。ツチノコビトは敵を威嚇することを目的に、ツチノコに似た姿に変態することが確認されている。

タツノエンギモノは龍に、ハクジャノイワイは白蛇に変態する。ニンギョノウタガイは人魚に変態するが、その際、萎びた乳房を折りたたんで目の部分のように見せる興味深い変態をする。

ー 「こびと大図鑑」2015年(ロクリン社・刊)