まっ赤な羽根のトウチンで、空を飛ぶことができる。額にはコウモンがあり、姿を現すと良いことが起きるといわれているが、めったに見ることができない。
「こびと大図鑑」(ロクリン社・刊)
ハトと行動をともにし、ハトのエサが好物といわれている。くわしい生態はわかっていない、非常に珍しいコビト。
仏像の近くでよく見られる。
また、ヨツバカンノンがカンノンビラキを行った際に、現れるとされている。
シンボルである赤い羽根のトウチンは、日本において1947年から行われている「赤い羽根共同募金」に協力した場合にもらえる赤い羽根によく似ている。
日本語名の「ホトケ(hotoke)」は、仏教における悟りの境地に至った人のことを指し、幸せになれる世界の真理を理解した者を仏様と呼ぶ。
平和の象徴であるハトと行動を共にし、見た人に幸せをもたらす特徴から、ホトケ(hotoke)と命名されたと考えられる。
ホトケアカバネの顔も仏様によく似た穏やかな笑顔である。