群れで行動し、木の実を食べている。臆病な性格だが、なぜか桃を食べると気が荒くなり、食べれば食べるほど体中に斑点が現れ、凶暴化してしまう。こうなると、全ての桃を食べつくすまで、群れの暴走は止まらない。山奥で暮らしているため、めったに桃を食べることはないが、まれに里に迷い込み、桃園を荒らしてしまう。また、その時の桃の食べ方は極めて雑。
「こびと桃がたり」(ロクリン社・刊)
桃を食べて狂暴になった状態を「 桃幻狂(とうげんきょう)状態 」という。我に返ったあと、オニモモズキは桃幻狂状態の時のことを覚えていない。
こびと研究科 なばたとしたかインタビュー
オニモモズキの対処方法
オニモモズキをおとなしくさせるには、カクレモモジリのおしりから染み出る液体を元に作った「桃尻子玉」を使って、カチイヌノチカボエ、ゴエンモン、ニジキジボジンの3人のこびとの力が必要。このこびとを呼び出すには、カクレモモジリの協力と正しい手順が必要であり、それらは「桃守りの書」に記載されている。
ー 「こびと桃がたり」2018年(ロクリン社・刊)
絵本「こびと桃がたり」は、桃園を守るため、犬のガルシアとカクレモモジリと共に3人のこびとを呼び出して、 凶暴化してしまったオニモモズキから桃園を守る物語である。